由緒
金刀比羅宮は「こんぴらさん」の愛称で全国的に親しまれる神社で、象頭山(ぞうずさん)の中腹に鎮座しています。ご祭神の大物主神は、古くから海の神様として篤く信仰され、江戸時代には海運業に携わる人々を中心に「金毘羅参り」が大流行し、庶民の間で「一生に一度は金毘羅参り」といわれるほどの人気を誇りました。
現在も漁業・海運関係者をはじめ、海上安全を祈願する人々から篤い崇敬を集める、日本を代表する海の神社のひとつです。
保元の乱(1156年)により讃岐国へ流された崇徳天皇は、象頭山の中腹に鎮座する当宮を日夜篤く崇敬されたと伝えられます。崩御の前年にあたる長寛元年(1163年)には参籠し荒行をなされたとされ、崩御翌年の永万元年(1165年)、その不遇な生涯と篤い崇敬を偲んで金刀比羅宮の相殿にお祀りされることとなりました。
石段でも有名
金刀比羅宮を語るうえで欠かせないのが、本宮まで続く785段(奥社まで含めると1,368段)の石段です。参道には土産物店や讃岐うどんの店が立ち並び、石段そのものが観光名物にもなっています。石段の途中には、駕籠(かご)に乗って参拝できるサービスもあり、体力に自信がない方でも参拝しやすい工夫がされています。
参拝のポイント
本宮までは大人の足でも40分ほどかかる本格的な石段のぼりになるため、歩きやすい靴と、水分補給の準備をして訪れるのがおすすめです。本宮からの讃岐平野の眺めは、石段をのぼりきったご褒美ともいえる絶景です。
年中行事・お祭り
- 例大祭(10月9日〜11日): 祈年祭・新嘗祭と並ぶ金刀比羅宮三大祭のひとつで、8月31日の口明神事から10月15日の焼払神事まで46日間続く神事の中心をなす、最も重要なお祭りです。
- 初こんぴら祭(1月上旬): 新年最初の月次祭にあたり、一年の無事と幸福を祈願する多くの参拝者で賑わいます。
- 例祭前夜奉納行事(例大祭期間中): 神賑行事として奉納芸能や献灯行事などが行われ、参道一帯が祭り一色に彩られます。
周辺のグルメ・観光
参道沿いには、名物の讃岐うどん店や、こんぴら名物「灸まん」を扱う和菓子店が軒を連ねます。石段の途中にある「金丸座」は、現存する日本最古の芝居小屋として知られています。
- こんぴらうどん 本店: 表参道にある趣のある建物のうどん店で、しょうゆうどんなど讃岐うどんの名物メニューが味わえます。
- てんてこ舞: 参道入口近くの完全セルフサービスのうどん店で、提供の早さでも人気です。
- 灸まん本舗石段や: こんぴら名物の銘菓「灸まん」を製造・販売する老舗和菓子店。
よくある質問
- Q. 本宮までどのくらい石段を上りますか?
- A. 本宮までは785段、奥社まで含めると1,368段あります。大人の足で本宮まで40分ほどかかります。
- Q. 参拝時間は?
- A. 6:00〜18:00を基本に、季節により変動します。
- Q. 御朱印は?
- A. 8:30〜17:00頃、初穂料500円です。
- Q. 駐車場はありますか?
- A. 参道周辺に有料駐車場があります。
- Q. アクセス方法は?
- A. JR土讃線「琴平駅」またはことでん「琴電琴平駅」から本宮まで徒歩約20分です。



