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三島神社

みしまじんじゃ・愛媛県宇和島市

由緒

三島神社は、平安時代初期の大同元年(806年)、瀬戸内海に浮かぶ大三島(愛媛県今治市)に鎮座する大山祇神社より御分霊を勧請して創建されたと伝わる古社です。総本社である大三島の大山祇神社は、山の神・海の神として朝廷や武将たちの篤い崇敬を集め、全国に約一万社を数える山祇神社・三島神社の総本社として知られていますが、当社もその御神徳を受け継ぐ一社として、大山積神(おおやまづみのかみ)を主祭神に、その御子神である磐長姫神(いわながひめのかみ)・木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)をあわせてお祀りしています。創建当初は現在の堀部公園にあたる地に鎮座していましたが、鎌倉時代の文永11年(1274年)に現在の長堀の地へと遷座し、永仁5年(1297年)と永正15年(1518年)に社殿の造替が行われた記録が残ります。現在の本殿は元文2年(1737年)に建てられたものです。

中世以降この地を治めた領主たちから篤い崇敬を受け、江戸時代には宇和島伊達藩の歴代藩主からも社領の寄進を受けるなど、時代を超えて宇和島南部一帯の鎮守として篤く信仰されてきました。今日でも「宇城南総鎮守」の名で親しまれ、地元では「お三島さん」の愛称で呼ばれる、住民の暮らしに寄り添う神社です。

見どころ

見どころの一つが、本殿前に安置された一対の狛犬・獅子です。室町時代の作風を伝える貴重な木彫像で、平成12年(2000年)に宇和島市の有形文化財(工芸品)に指定されました。角を持つ吽形の狛犬と、角のない阿形の獅子が並ぶ姿は、彩色こそ風化により失われているものの、当時の彫刻技術の高さを今に伝えています。

近年は「猫」にまつわる授与品でも注目を集めています。境内には神社で暮らす猫の姿も見られ、黒猫があしらわれた厄除けのお守りをはじめ、猫をモチーフにしたデザインが参拝者に親しまれています。令和6年(2024年)には参集殿や屋根の改修も行われ、境内は清々しい佇まいを保っています。

参拝のポイント

境内の参拝は15〜20分ほどが目安です。無料駐車場は20台ほど収容できますが、正月三が日は初詣の参拝者で大変混雑するため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。御朱印は書き入れで初穂料300円からいただけ、猫が描かれたデザインの授与品も人気です。JR宇和島駅からは車で15分ほどの距離で、宇和島城や市街地とあわせて参拝するのに便利な立地です。

年中行事・お祭り

  • 歳旦祭(1月1日):年の初めに地域と国の安泰を祈る祭りで、深夜から神楽が奉納されます。
  • どんど焼き(1月15日):古いお札やお守り、正月飾りを焚き上げ、一年の無病息災を祈願する神事です。
  • 春祭り(4月14日):五穀豊穣を祈願する春の例祭で、夕方には神楽奉納や餅まきが行われます。
  • 夏越祭(7月31日):半年間の罪穢れを祓い、夏の無病息災を祈る神事です。茅の輪くぐりや露店が並び、多くの参拝者で賑わいます。
  • 秋祭り(10月14日):一年で最も重要な例大祭で、神輿渡御や川原での御神幸、夜の花火など宇和島南部一帯を挙げての祭礼となります。

周辺のグルメ・観光

  • 宇和島城:藤堂高虎が築き、伊達家が居城とした現存12天守の一つで、三島神社から車で15分ほどの宇和島市街地にそびえています。
  • 田中蒲鉾本店:明治21年(1888年)創業、宇和島名物じゃこ天の老舗で、揚げたての一枚は食べ歩きにもおすすめです。
  • ほづみ亭:宇和島駅近くにある郷土料理の名店で、新鮮な鯛の刺身を卵とタレで和えて食べる名物「宇和島鯛めし」が味わえます。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 参拝は自由ですが、社務所の受付時間は事前確認が必要です。
Q. 御朱印は?
A. 書き入れで初穂料300円からいただけます。
Q. 駐車場はありますか?
A. 境内に無料駐車場があります(約20台、正月三が日は混雑)。
Q. 猫にまつわる授与品があるそうですね?
A. はい。境内には猫が暮らしており、黒猫があしらわれた厄除けのお守りなど猫モチーフの授与品が人気です。
Q. アクセス方法は?
A. JR「宇和島駅」から車で約15分です。

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