由緒
大麻比古神社の創建は、神武天皇の御代にさかのぼると伝えられています。天太玉命の孫にあたる天富命が、忌部氏の祖先たちを率いて阿波国に移り住み、麻や楮の栽培などをこの地に広めたのち、一族の祖神である天太玉命を「大麻比古大神」としてお祀りしたのがはじまりとされます。あわせて猿田彦大神も御祭神として祀られており、平安時代の『延喜式』神名帳には名神大社として記載される、阿波国屈指の古社です。
中世には阿波国の一宮としての地位を確立し、江戸時代に入ると徳島藩主・蜂須賀家から篤い崇敬を受け、社殿の造営や祭祀の整備が進められました。阿波国だけでなく淡路国からも総鎮守として仰がれ、方除け・厄除け・交通安全の神として、現在も四国はもとより淡路・関西方面からも多くの参拝者を集めています。
見どころ
境内入口に建つ高さ約14メートルの大鳥居から本殿へと続く参道は、松や楠の並木が続く荘厳な雰囲気に包まれています。境内には樹齢1,000年を超えるとされる御神木の大楠がそびえ、その生命力にあやかろうと手を合わせる参拝者の姿が絶えません。
境内奥にひっそりと佇む石造りのアーチ橋「ドイツ橋(眼鏡橋)」も見逃せない見どころです。第一次世界大戦中、板東俘虜収容所に抑留されていたドイツ兵捕虜たちが、故郷への感謝と技術の証として1919年頃に築いたと伝えられ、接着剤を使わず石材を組み上げるドイツ式の工法で造られています。徳島県の史跡に指定されており、日独交流の記念碑として今も大切に守られています。
参拝のポイント
大鳥居から本殿までの参拝であれば30分ほどで一巡できますが、境内奥のドイツ橋まで足を延ばすとゆったり1時間前後を見ておくと安心です。参道は玉砂利が敷かれた平坦な道が中心なので歩きやすく、大楠の前でひと息つきながらの参拝もおすすめです。御朱印は8:00〜17:00に社務所で授与されており、正月三が日は例年15万人を超す初詣客で境内が大変な賑わいとなるため、時間に余裕を持った参拝が安心です。
年中行事・お祭り
- 初詣(1月1日〜3日):正月三が日には15万人を超える参拝者が訪れ、県内屈指の初詣スポットとして賑わいます。
- 秋季例大祭:地元の獅子舞保存会による勇壮な獅子舞が本殿前に奉納され、秋の境内を彩ります。
- 夏越大祓(6月30日):半年間の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事が執り行われます。
- 歳旦祭(1月1日):新年最初の祭典として、氏子・崇敬者の一年の平安を祈願します。
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よくある質問
- Q. 大麻比古神社の参拝時間は?
- A. 開門は6:00〜17:00です(社務所・御朱印受付は8:00〜17:00)。
- Q. 御朱印は何時から?初穂料は?
- A. 社務所にて8:00〜17:00の受付、初穂料は300円です。
- Q. 駐車場はありますか?
- A. 境内に無料駐車場があり、普通車約1,000台を収容できます。
- Q. ドイツ橋(眼鏡橋)とは?
- A. 第一次世界大戦中、板東俘虜収容所に抑留されていたドイツ兵捕虜が1919年頃に築いたと伝わる石造りのアーチ橋で、接着剤を使わないドイツ式の工法で造られ、徳島県の史跡に指定されています。
- Q. アクセス方法は?
- A. JR高徳線「板東駅」から徒歩約20〜25分(タクシーで約6分)、または徳島バス「大麻神社前」下車徒歩約6分です。



