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今宮戎神社

今宮戎神社

いまみやえびすじんじゃ・大阪府大阪市浪速区

写真: KENPEI / CC BY-SA 3.0

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由緒

今宮戎神社は、推古天皇8年(600年)、聖徳太子が四天王寺を建立するにあたり、その西方を守護する鎮守社として創建したと伝えられています。当時この一帯は海に面した浜辺で、後に市場が開かれるようになると、御祭神である事代主命(えびす様)が市場を守護する神として厚く崇敬されるようになりました。

御本殿には天照皇大神・事代主命・素盞嗚尊・月読尊・稚日女尊の五柱を祀り、なかでも事代主命は「商売繁盛の神様」として広く知られる一方、言葉と知恵を司る神としても古くから信仰を集めてきました。戦国時代末期の慶長年間には豊臣家によって社殿の造営が行われ、大坂の商都としての発展とともに「浪速のえべっさん」として庶民に親しまれる存在になりました。昭和20年(1945)の大阪大空襲で社殿を焼失しましたが、昭和31年(1956)に再建され、現在も大阪屈指のえびす神社として多くの参拝者を集めています。

見どころ

境内南側に立つ石造の大鳥居と、その奥に続く朱塗りの門は今宮戎らしい華やかな第一印象を与えてくれます。拝殿での参拝を終えたら、多くの参拝者が本殿裏手に回り、そこに据えられた銅鑼を叩いてもう一度祈願を伝える「裏参り」を行います。これは「えびす様は耳が少し遠い」という言い伝えから、表の拝殿での祈りをしっかり聞いてもらうための大阪ならではのユーモラスな風習です。

十日戎期間中は色とりどりの吉兆笹(きっちょうざさ)を求める参拝者で境内が埋め尽くされ、選び抜かれた「福娘」たちが笹に縁起物を結びつけて手渡す姿も見どころの一つです。普段は静かな境内も、この3日間だけは大阪の商売人のパワーと熱気に包まれます。

参拝のポイント

境内はコンパクトで、参拝自体は10〜20分ほどで一巡できます。拝殿での参拝の後は、ぜひ裏の銅鑼を叩く「念押し参り」も体験してみてください。御朱印は境内の授与所で9時から17時まで受け付けています。十日戎の期間は身動きが取れないほどの人出になるため、ゆっくり参拝したい場合はそれ以外の時期に訪れるのがおすすめです。

年中行事・お祭り

  • 十日戎(1月9日〜11日):宵戎・本戎・残り福の3日間で約100万人が参拝するとされる、大阪を代表する新春の風物詩です。
  • 福娘による授与(十日戎期間中):毎年公募で選ばれた福娘たちが、商売繁盛や家内安全の縁起物を結んだ吉兆笹を参拝者に手渡します。
  • 札の斎場祭(1月):一年の福を招くとされる縁起物「福笹」を求め、企業関係者や商店主が数多く訪れます。
  • 夏祭り・住吉祭にちなむ神事(7月):市場町として栄えた歴史を今に伝える夏の神事が執り行われます。
  • 例大祭:日頃の御加護に感謝し、地域の氏子とともに神社本来の祭儀が厳かに営まれます。

周辺のグルメ・観光

  • 通天閣:今宮戎神社から徒歩圏内にそびえる大阪のシンボルタワーで、展望台からは新世界の下町風情と大阪の街並みを一望できます。
  • 元祖串かつだるま 通天閣店:大正14年創業、新世界を代表する串カツの老舗で、ソースの二度づけ禁止のルールでも知られる大阪名物グルメです。
  • 四天王寺:今宮戎神社の創建伝承にも登場する聖徳太子ゆかりの古刹で、日本仏法最初の官寺として知られ、あわせて訪れたい歴史スポットです。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 6:00〜17:00(南側脇門は22:00まで)、授与所・御朱印は9:00〜17:00です。
Q. 御朱印は?
A. 9:00〜17:00、初穂料300円です。
Q. 駐車場はありますか?
A. 境内北側に駐車場がありますが、1月・7月・11月の土日・12月は利用できません。
Q. 「裏参り」とは何ですか?
A. 拝殿での参拝の後、本殿裏手の銅鑼を叩いて再度祈願を伝える大阪ならではの風習で、「えびす様は耳が少し遠い」という言い伝えに由来します。
Q. アクセス方法は?
A. 南海高野線「今宮戎駅」から東へすぐです。

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