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晴明神社

晴明神社

せいめいじんじゃ・京都府京都市上京区

写真: Naokijp / CC BY-SA 4.0

写真

由緒

晴明神社は、平安時代中期に活躍した陰陽師・安倍晴明公(921〜1005年)を祀る神社である。安倍晴明公は朱雀・村上・冷泉・円融・花山・一条の六代の天皇に天文陰陽博士として仕え、天文観測や暦の作成、陰陽道による吉凶の占断や祈祷を通じて朝廷に重用された。寛弘2年(1005年)9月26日に85歳で没した後、その2年後にあたる寛弘4年(1007年)、一条天皇の命により、晴明公がかつて邸宅を構えていたこの地に、晴明公の御霊を祀る神社として創建されたのが晴明神社のはじまりと伝えられる。

創建当初は広大な社地を有していたとされるが、その後の戦乱で衰微し、社地も縮小した。現在の社殿は近代以降に整備されたもので、境内には晴明公の伝説にまつわる旧跡が数多く残されている。神社の南側を流れる堀川に架かる一条戻橋は、晴明公とも縁が深い橋として知られ、源頼光の四天王の一人・渡辺綱が鬼女の腕を切り落としたという伝説でも有名である。現在境内にある戻橋は、実際に架け替えられる前の欄干の一部を用いて復元されたものである。

見どころ

晴明神社の象徴といえば、神紋である晴明桔梗印、通称「五芒星(セーマン)」である。木・火・土・金・水の陰陽五行を一筆書きで表したこの星形の印は、晴明公が陰陽道の祈祷に用いたと伝えられ、境内の鳥居の上部や堤灯、絵馬など随所に掲げられている。一般に神社の鳥居中央には社名の額が掲げられることが多いが、晴明神社ではこの五芒星の神紋が掲げられているのも特徴的である。

境内には、晴明公が念力で湧き出させたと伝わる「晴明井」があり、この霊水は病気平癒に効くとされ、立春の日にはその年の恵方に合わせて湧出口の向きが変えられる。また、蜜柑の代わりに桃をかたどった「厄除桃」には五芒星が刻まれ、触れると悪いものを祓うとされている。境内に鎮座する安倍晴明公の銅像や、樹齢約300年と伝わる御神木の楠も見どころのひとつである。

参拝のポイント

境内はさほど広くはないが、五芒星をあしらった授与品やお守りが豊富で、晴明公の伝説を紹介する解説板も充実しているため、じっくり見て回ると時間を忘れて楽しめる。堀川通に面した最初の鳥居をくぐった先に本殿があり、南側の一条戻橋の再現も見逃せない。京都御所や二条城からも徒歩圏内にあるため、洛中観光の一環として立ち寄りやすい立地である。

年中行事・お祭り

  • 節分星祭(2月2日・3日ごろ):陰陽道で重視される陰と陽の境目にあたる節分の日に、無病息災を祈願する祭事。
  • 晴明祭(秋分の日):晴明神社で最も重要な祭儀とされ、前夜には宵宮祭、当日午前には例祭、午後には神輿が氏子地域を巡行する神幸祭が営まれる。
  • 嵯峨墓所祭(9月26日):安倍晴明公の祥月命日にあたり、晴明公の墓所とされる嵯峨の地で神職により祭儀が執り行われる。

周辺のグルメ・観光

晴明神社周辺は、伝統的な織物産業で知られる西陣エリアに位置し、町家を改装した飲食店や甘味処が点在する。

  • 冨田屋:晴明神社から徒歩数分、築約140年の町家を活かした京町家美術館で、京懐石料理も楽しめる。
  • 神社南隣の一条戻橋周辺は堀川に沿った散策コースになっており、晴明公にまつわる旧跡を辿りながら歩くことができる。
  • 京都御所や二条城へも徒歩圏内で、洛中観光の合間に立ち寄りやすい。

よくある質問

Q. 晴明神社の五芒星(セーマン)にはどんな意味がありますか?
A. 安倍晴明公が使ったとされる晴明桔梗印(五芒星)は、木・火・土・金・水の陰陽五行を一筆書きで表した魔除けの印で、境内の鳥居や提灯など随所に掲げられています。
Q. 参拝時間・拝観料は?
A. 9:00〜17:00(授与所は16:30頃まで)で、参拝は無料です。
Q. 御朱印はいただけますか?
A. 9:00〜17:00、初穂料500円でいただけます。
Q. 駐車場はありますか?
A. 専用駐車場はありませんが、神社南隣にコインパーキングがあります。
Q. アクセス方法は?
A. 京都市バス9号系統「一条戻橋・晴明神社前」下車すぐです。

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