由緒
芝大神宮は、平安時代の寛弘2年(1005年)の創建と伝わる古社です。伊勢神宮の内宮の御祭神・天照皇大神と、外宮の御祭神・豊受大神を同じくお祀りしていることから、江戸時代には「関東のお伊勢さま」として広く親しまれるようになりました。当時、伊勢参りは庶民にとって一生に一度あるかないかの大きな願いでしたが、誰もが実現できるものではありませんでした。そこで、伊勢神宮と同じ御祭神を祀る芝大神宮に参拝することで伊勢参りと同様のご利益を授かれると考えられ、「江戸にいながらにして伊勢のご神徳を頂ける神社」という意味を込めて「生き伊勢」とも呼ばれ、江戸庶民の信仰を集めました。
江戸時代には徳川将軍家からも崇敬を受け、社殿の造営・修復にたびたび寄進がなされたと伝えられています。令和2年(2020年)には鎮座壱千十五年を迎え、今も港区・芝大門の地で「関東のお伊勢さま」として多くの参拝者を迎え続けています。
見どころ
芝大神宮最大の見どころは、なんといっても毎年9月に行われる例大祭「だらだら祭り」です。9月11日から21日までの11日間にわたって続くこの祭りは東京でも屈指の長さを誇り、期間中は境内や参道に露店が並び、多くの参拝者で賑わいます。
境内で授与される縁起物「千木筥(ちぎばこ)」も見逃せません。檜の薄板で作られた小さな小判形の箱で、「千着(せんぎ)」に通じることから着物が増える、すなわち女性の幸せや良縁に通じる縁起物として親しまれてきました。もとはだらだら祭りの期間限定でしたが、現在は通年で授与されています。境内には力石(ちからいし)と呼ばれる石も残されており、江戸庶民の暮らしぶりを今に伝えています。
参拝のポイント
開門時間は8:30〜17:00、御朱印の受付時間は9:00〜17:00で、初穂料は500円です。鳥居前に無料駐車場(約15台分)が用意されていますが、満車やチェーン設置時は利用できないため、その場合は周辺の有料駐車場を探しましょう。だらだら祭りの期間中は特に混雑するため、ゆっくり参拝したい場合は平日の午前中がおすすめです。JR浜松町駅・都営地下鉄大門駅からいずれも徒歩5分圏内とアクセスが良く、ビジネス街の合間に立ち寄りやすい立地も魅力です。
年中行事・お祭り
- だらだら祭り(9月11日〜21日):東京でも屈指の長さを誇る例大祭。生姜の名産地であったことにちなみ「生姜祭り」とも呼ばれ、境内で生姜が振る舞われる。
- 千木筥の授与(通年):もとはだらだら祭り限定だった縁起物「千木筥」が、現在は通年で授与されている。
- 歳旦祭・初詣(1月1日〜):新年最初の参拝として、周辺のビジネス街から多くの参拝者が訪れる。
- 月次祭(毎月1日・15日):月々の無事と発展を祈願する恒例の神事。
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よくある質問
- Q. 芝大神宮はなぜ「生き伊勢」と呼ばれるのですか?
- A. 御祭神が伊勢神宮の内宮・外宮と同じ天照皇大神・豊受大神であることから、江戸時代に伊勢参りが叶わない庶民が「江戸にいながら伊勢と同じ神様を拝める」として篤く信仰し、「関東のお伊勢さま」「生き伊勢」と呼ばれるようになりました。
- Q. 芝大神宮のだらだら祭りとは?
- A. 毎年9月11日から21日まで11日間続く例祭で、東京でも屈指の長さを誇ることから「だらだら祭り」と呼ばれます。周辺で生姜が名産だったことにちなみ、境内や参道で生姜が売られたことから「生姜祭り」の別名もあります。
- Q. 芝大神宮の御朱印の受付時間と初穂料は?
- A. 御朱印の受付時間は9:00〜17:00、初穂料は500円です。授与時に生姜あめが添えられることもあります。
- Q. 芝大神宮に駐車場はありますか?
- A. 鳥居前に無料駐車場(約15台分)があります。ただし満車時やチェーンが張られている際は利用できないため、その場合は周辺の有料駐車場を利用してください。
- Q. 芝大神宮へのアクセス方法は?
- A. JR浜松町駅北口から徒歩5分、都営地下鉄大門駅A6出口から徒歩1分、都営地下鉄御成門駅から徒歩5分です。



