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真清田神社

真清田神社

ますみだじんじゃ・愛知県一宮市

写真: Yanajin33 / CC BY-SA 3.0

写真

由緒

真清田神社は愛知県一宮市の中心部に鎮座する、尾張国の一宮です。社伝では神武天皇33年の鎮座と伝えられ、尾張地方を開拓した国造・尾張氏の祖神である天火明命をお祀りしています。社名の「真清田(ますみだ)」は、木曽川の清らかな灌漑用水によって開けた水田地帯であったことに由来するといわれます。

平安時代には『延喜式』神名帳に名神大社として記され、神階は9世紀に従五位下から正四位上へと進みました。国司をはじめ人々の崇敬を集めた尾張国の一宮として、鎌倉時代には順徳天皇が多数の舞楽面を奉納したと伝えられ、これらは現在も当社に伝わっています。江戸時代には徳川幕府から朱印領333石を与えられ、尾張藩主・徳川義直が寛永8年(1631年)に大修理を行うなど、篤い崇敬を受けました。明治18年(1885年)に国幣小社、大正3年(1914年)に国幣中社に列し、現在は神社本庁の別表神社です。

社殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失し、昭和32年(1957年)に本殿をはじめとする諸社殿が再建されました。昭和36年(1961年)には楼門が再建され、昭和40年(1965年)には本殿の右手に摂社・服織神社が造営されています。

ご祭神

主祭神は天火明命です。天照大御神の孫神にあたるとされ、尾張地方を開いた祖神として古くから崇められてきました。境内の摂社・服織神社には萬幡豊秋津師比賣命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)が祀られ、織物の街・一宮にちなんで、糸を織り合わせるように人と人とを結ぶ縁結びの神様としても親しまれています。

「一宮」の名の由来

一宮市の市名は、真清田神社が尾張国一宮であることに由来します。当社の公式サイトによれば、全国には「一宮」の名を冠する自治体が1市6町ほどありますが、市制をしいているのは一宮市だけです。なお、尾張国の二宮は犬山市の大縣神社とされており、一宮・二宮の両社が同じ尾張の地に鎮座しています。

文化財と見どころ

当社には、国の重要文化財に指定された「木造舞楽面」12面(鎌倉〜南北朝時代)と「朱漆器」25点(室町時代)が伝わっています。舞楽面のほかにも、愛知県指定文化財の舞楽面が7面あるとされます。社殿では、本殿及び渡殿(2006年)、祭文殿(2007年)、北門及び透塀(2007年)が国の登録有形文化財です。

正面参道には石の鳥居が立ち、その奥に昭和36年再建の楼門がそびえます。楼門の扁額は、伝聖武天皇宸筆の旧額を模して人間国宝・平櫛田中が彫刻を施したものです。境内の神水舎の井戸は、明治11年(1878年)に明治天皇が一宮を巡幸された際、ご昼餐の御膳水として奉られたと伝わります。宝物館(平成元年竣工)では、当社伝世の宝物や桃花祭の馬道具が展示されています。

年中行事・お祭り

  • 桃花祭(とうかさい)(4月3日):当社の例祭で、別名「馬まつり」とも呼ばれます。往古、当社の周りは桃の木が群生して「青桃丘」と呼ばれ、桃の枝で身のけがれを祓って木曽川に流し、除災招福を祈ったのが始まりとされます。神輿の巡幸には飾り馬「馬の塔」が練り出し、同日には境内で流鏑馬神事も行われます。前日までに短冊祭(4月1日)、歩射神事・試楽祭(4月2日)も行われます。
  • 舞楽神事(4月29日):古くから舞楽を行ってきた当社で、毎年4月29日に数々の演目が奉納されます。
  • 一宮七夕まつり(おりもの感謝祭)(7月下旬):昭和31年(1956年)に始まり、織物の街・一宮の夏を彩る祭りです。例年の人出は約100万人で、2025年は約103.9万人と記録されています。2026年は第71回として7月23日〜26日に開催され、会場は真清田神社、本町商店街、銀座通り、一宮駅周辺。服織神社の織物感謝祭が起源とされ、「御衣(おんぞ)奉献大行列」などが行われます。
  • 駒牽神事・太々神楽(10月15日):秋に執り行われる神事です。
  • 輪くぐり(夏):茅で作った茅の輪をくぐり、その年の罪穢れを祓う神事です。

参拝のポイント

参拝は9:00〜17:00で、年中無休、参拝は無料です(ご祈祷は有料)。御朱印は参道左手の授与所・社務所で受け付けており、真清田神社と服織神社の2種類があります。季節ごとの書き置き御朱印や、新年限定の特別御朱印が授与されることもあります。ご祈祷の受付に予約は不要で、初穂料は6,000円からとされています。

駐車場は神社西側の入口から入る有料の専用駐車場ですが、駅から徒歩約8分と近いため、電車での参拝が便利です。縁結びを願うなら、本殿右手の服織神社にも忘れずにお参りしましょう。

周辺のグルメ・観光

  • 本町商店街:真清田神社の門前に広がる商店街で、一宮七夕まつりの主会場のひとつです。七夕の時期には色とりどりの七夕飾りで彩られます。
  • 一宮市三岸節子記念美術館:一宮市の名誉市民である洋画家・三岸節子の作品を収蔵する美術館です。神社とは別のエリアにあるため、車または公共交通機関で移動します。開館時間は9:00〜17:00(入館は16:30まで)で、休館日は月曜日などです。
  • 138タワーパーク:木曽川沿いの公園で、一宮市の観光スポットのひとつです。神社からは離れているため、車での訪問が便利です。

よくある質問

Q. 真清田神社の御朱印はいただけますか?
A. はい、授与所(社務所)にて9:00〜17:00の受付で、初穂料500円です。本社の御朱印のほか、境内の摂社・服織神社の御朱印もいただけます。なお、古い情報では300円と記されているものもあるため、金額は参拝時にご確認ください。
Q. 真清田神社の参拝時間と駐車場は?
A. 参拝時間は9:00〜17:00で、年中無休です(ご祈祷の受付は16:00頃まで)。専用駐車場は約80台、有料で、最初の30分は無料、1時間まで200円、以降30分ごとに100円です。入口は神社の西側にあります。
Q. 最寄り駅からのアクセス方法は?
A. JR「尾張一宮駅」、名鉄「名鉄一宮駅」のどちらからも徒歩約8分です。車の場合は、名神高速「尾張一宮IC」から約20分、名古屋高速一宮線「一宮東」出口から約10分です。
Q. 「一宮市」の名前は真清田神社と関係がありますか?
A. はい。真清田神社は尾張国一宮にあたり、「一宮市」の名称は当社が尾張国一宮であることに由来するとされています。全国で「一宮」の名を冠する自治体のうち、市制をしいているのは一宮市のみです。
Q. 一宮七夕まつりはいつ開催されますか?
A. 例年7月下旬の木曜〜日曜の4日間に開催され、2026年は7月23日〜26日の「第71回おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」です。会場は真清田神社、本町商店街、銀座通り、一宮駅周辺で、神社では服織神社に御衣(おんぞ)を奉献する神事も行われます。

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