由緒
日光二荒山神社は、神護景雲元年(767年)に勝道上人が男体山(なんたいさん、古名「二荒山」)の神を祀る小さな祠を建てたことに始まると伝わる、日光山信仰発祥の古社です。勝道上人は下野国の僧で、その後延暦元年(782年)には男体山登頂にも成功し、二荒山を御神体山と仰ぐ山岳信仰の基礎を築きました。下野国の一の宮として古くから崇敬を集め、現在も男体山そのものが神社の御神体とされています。
御祭神は、父神である大己貴命(おおなむちのみこと)、母神である田心姫命(たごりひめのみこと)、御子神である味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)の三柱で、あわせて「二荒山大神」と呼ばれる一家の神々をお祀りしています。境内は東照宮のちょうど西隣に位置し、東照宮創建(元和3年・1617年)以前から続くこの地の氏神として、東照宮・輪王寺とともに「二社一寺」と称され、平成11年(1999年)にはユネスコ世界文化遺産「日光の社寺」の構成資産に登録されました。東照宮が徳川家康公を祀る新しい社であるのに対し、二荒山神社は日光そのものの信仰の原点にあたる神社です。
見どころ
境内奥にある神苑(拝観料300円)は、縁結びのご利益で知られる二荒山神社ならではの見どころが詰まったエリアです。霊験あらたかとされる湧き水「二荒霊泉」、願いごとを結ぶ「縁結びの笹」、夜にゆらゆらと灯りが揺れる青銅製の「化灯籠」、絢爛な「神輿舎」、社宝を展示する「宝物殿」などが点在し、参拝者を飽きさせません。
神門前に立つ「夫婦杉」と、その向かいにそびえる三本の巨木が根を一つにする「親子杉」も、大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命という家族の神々を祀る当社らしい御神木として親しまれています。
参拝のポイント
境内参拝のみであれば30分ほどですが、神苑まで拝観する場合は1時間ほど見ておくと安心です。御朱印は境内の社務所でいただけます。隣接する日光東照宮・日光山輪王寺とあわせて「二社一寺」を巡る参拝者が多く、3社寺をまとめて拝観できる共通拝観券も販売されているので、日光観光の際はあわせての参拝がおすすめです。
年中行事・お祭り
- 弥生祭(4月13日〜17日):神護景雲年間に始まると伝わる1200年の歴史を誇る例大祭。ヤシオツツジの造花で飾られた11台の「花家体」が繰り出し、日光に春の訪れを告げます。
- 中秋祭(9月):秋の実りに感謝する神事です。
- 除夜祭(12月31日):一年の締めくくりに行われる神事です。
- 初詣(1月1日〜3日):隣接する東照宮・輪王寺とあわせて、多くの参拝者で賑わいます。
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よくある質問
- Q. 参拝時間は?
- A. 4月〜10月は8:00〜17:00、11月〜3月は8:30〜16:00です。
- Q. 御朱印は?
- A. 9:00〜16:00頃、初穂料500円です。
- Q. 駐車場はありますか?
- A. 境内に駐車場があります(普通車1日500円、約50台収容)。
- Q. 日光東照宮とはどう違うのですか?
- A. 二荒山神社は神護景雲元年(767年)、勝道上人が男体山の神を祀ったことに始まる神社で、元和3年(1617年)創建の東照宮よりも古くから日光の地に鎮座しています。両社は隣接し、輪王寺とあわせて「二社一寺」と呼ばれるユネスコ世界遺産「日光の社寺」を構成しています。
- Q. アクセス方法は?
- A. 東武またはJR「日光駅」からバス約14分「大猷院・二荒山神社前」下車徒歩1分です。



