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岡崎神社

岡崎神社

おかざきじんじゃ・京都府京都市左京区

写真: Hironoyama / CC BY-SA 4.0

写真

由緒

岡崎神社は、延暦13年(794年)に桓武天皇が平安京に遷都した際、王城鎮護のため平安京の四方に建立されたと伝わる社のひとつです。都の東方に鎮座することから「東天王」とも称され、平安京の東を守護する方除け・厄除けの神として崇敬されてきました。四方守護の由緒は社伝として伝わるもので、史料上の細部については諸説がありますが、平安京草創期にまで遡る古社であることは広く知られています。

貞観11年(869年)には清和天皇の勅により、播磨国広峰(現在の兵庫県姫路市)から牛頭天王(素戔嗚尊と同一視される神)を迎えて社殿が造営されたと記録されており、これが実質的な創祀とされることもあります。治承2年(1178年)には、高倉天皇の中宮・建礼門院(平徳子)の安産祈願に際して当社へ幣帛(へいはく)が捧げられ、無事に皇子(後の安徳天皇)が誕生したことから、安産の神として信仰を集めるようになりました。

見どころ

岡崎神社は「うさぎ神社」の愛称で広く親しまれており、境内のいたるところにうさぎのモチーフを見ることができます。手水舎には、月を仰いで体内に力を満たした姿とされる黒御影石の「子授けうさぎ像」が据えられており、水をかけてお腹を優しく撫でながら祈願すると子宝・安産に恵まれるという信仰があります。拝殿の奥には、前足を上げてお招きのポーズをとる「招きうさぎ」の像が一対あり、それぞれ金運招福・縁結びのご利益があるとされています。参道の入口付近には口を開いた阿形と結んだ吽形の「狛うさぎ」が控え、通常の神社の狛犬の役割を果たしています。

境内社としては、竜神を祀り雨乞いや目の病気平癒のご利益で知られる「雨社」、商売繁盛の神として仙洞御所の苑中から遷されたと伝わる「宮繁稲荷神社」があり、あわせて参拝する人も多く見られます。

参拝のポイント

参拝の際は、鳥居をくぐって手水舎の子授けうさぎ像に水をかけてから本殿にお参りし、その後拝殿奥の招きうさぎで縁結び・金運を祈願するのが定番の順路です。境内で授与されるおみくじやお守り、絵馬もかわいらしいうさぎづくしで、女性やカップルの参拝者に特に人気があります。卯年の初詣シーズンや週末は特に混雑するため、ゆっくり参拝したい場合は平日の午前中がおすすめです。

年中行事・お祭り

  • 例大祭「お涼み」(7月16日): 年間で最も重要な祭典で、氏子地域の安寧を祈願します。
  • 節分祭(2月): 厄除けを祈願する行事で、多くの参拝者で賑わいます。
  • 夏越大祓(なごしのおおはらえ)(6月30日): 半年間の穢れを祓い、後半の無病息災を祈願する神事です。
  • 氏子大祭(10月16日): 氏子地域を挙げて行われる秋の祭典です。
  • このほか、歳旦祭(1月1日)、祈年祭、火焚祭(11月16日)、新嘗祭、年越大祓(12月31日)など年間を通じて多くの祭事が執り行われています。

周辺のグルメ・観光

岡崎神社は、平安神宮や京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館などが集まる「岡崎」文化ゾーンのすぐ東側に位置しており、あわせての観光に便利です。参拝の前後に立ち寄れる老舗の飲食店も周辺に点在しています。

  • 平安神宮: 岡崎神社から徒歩圏内にある、平安遷都1100年を記念して創建された朱塗りが美しい神宮。同じ平安京ゆかりの社としてあわせて参拝する人も多い。
  • LA VOITURE(ラ・ヴァチュール): 1971年創業、岡崎神社から徒歩圏内にある老舗パティスリー。艶やかなタルトタタンが名物で、庭を眺めながらお茶を楽しめる。
  • 京うどん 生蕎麦 岡北: 昭和15年(1940年)創業、上質な出汁が自慢の老舗うどん店。参拝後の食事に立ち寄りやすい。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 9:00〜17:00です。境内の拝観は無料です。
Q. 御朱印はいただけますか?
A. 社務所にて9:00〜17:00、初穂料500円でいただけます。卯年やうさぎにちなんだ授与品と合わせて人気があります。
Q. アクセス方法は?
A. 市バス「岡崎神社前」(32・93・203・204系統)下車すぐ、または「東天王町」(5系統)下車徒歩約3分です。地下鉄東西線「蹴上駅」からは徒歩約20分、京阪鴨東線「神宮丸太町駅」からは徒歩約25分かかります。平安神宮からも徒歩圏内です。
Q. 駐車場はありますか?
A. 境内に参拝者用の無料駐車場が6台程度あります(利用時間9:00〜17:00)。土日祝は満車になりやすいため、周辺のコインパーキングもあわせて確認しておくと安心です。
Q. なぜ「うさぎ神社」と呼ばれているのですか?
A. かつて社殿の背後に広がっていた紫雲山一帯が野兎の生息地で、兎が氏神様の使い(神使)とされたことに由来します。兎が多産であることや、祭神にたくさんの御子神がいることから子授け・安産の象徴ともされ、手水舎には月の力を宿すと伝わる黒御影石の「子授けうさぎ像」が置かれ、水をかけてお腹を撫でて祈願する参拝者の姿が絶えません。境内には他にも狛うさぎや招きうさぎの像があり、お守りやおみくじもうさぎモチーフでそろえられています。

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