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豊国神社(名古屋・中村)

豊国神社(名古屋・中村)

とよくにじんじゃ・愛知県名古屋市中村区

写真: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

写真

由緒

豊国神社は、名古屋市中村区の中村公園内に鎮座する、豊臣秀吉公を祀る神社です。中村は秀吉公の生誕地とされる土地で、境内のある中村公園には「豊公誕生之地碑」も立っています(秀吉公の生誕地については諸説あり、名古屋市も案内しています)。京都市東山区にも同名の「豊国神社」がありますが、名古屋のこちらは別の神社で、秀吉公が生まれ育ったとされる地元・中村に建てられた点が特徴です。京都の豊国神社が、貧しい農民の子として生まれながら織田信長に仕えて天下統一を成し遂げた秀吉公を祀るのと同じく、名古屋の豊国神社も、農民から天下人になった秀吉公を慕う人々に崇敬されています。

神社の公式サイトによると、創建は明治18年(1885年)です。秀吉公の生誕地が荒れ果てていることを嘆いた当時の県令の発令を受けて、地元の有志らが創建しました。明治34年(1901年)には、創建を計画した有志らが境内地周辺の土地を愛知県に寄付し、県の主導で整備された中村公園は、公式サイトによると市内最古の公園です。御祭神は豊臣秀吉公で、公式サイトの御朱印の案内によれば、北政所おね様も秀吉公とともに本殿に合祀されています。また、摂社の清正公社には、同じ中村の生まれとされる加藤清正公が祀られています。

大河ドラマ「豊臣兄弟!」と中村

NHK大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」は、天下人・豊臣秀吉の弟、豊臣秀長を主人公に、2026年1月4日に放送が始まりました(NHK公式サイトによる)。名古屋市は、中村公園内に設けた「豊臣ミュージアム」を、豊臣秀吉・秀長兄弟の生誕の地「名古屋中村」の複合施設として案内しています。その中にある「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」は、令和8年(2026年)1月24日(土)から令和9年(2027年)1月11日(月)まで開館とされ、会場は豊臣ミュージアム(名古屋市中村区中村町木下屋敷23-1、中村公園内)、開館時間は9:00〜17:00(最終入館16:30)、原則無休です。大河ドラマ館の当日料金は、高校生以上800円、小中学生400円、未就学児は無料と案内されています(名古屋市・愛知県の観光案内による。期間や料金は変更されることがあります)。

なお、ここで紹介したのは、名古屋市などが「中村は秀吉・秀長兄弟の生誕の地」と案内していることと、大河ドラマ館が開かれているという事実です。ドラマの撮影が豊国神社で行われたといった情報は確認できていません。

見どころ

中村の大鳥居:神社公式サイトによれば、大正10年(1921年)の中村区の名古屋市編入を記念して計画された鳥居です。昭和4年(1929年)に竣工し、鉄筋コンクリート製で全長約24.5m、柱の直径は2.5mあります。公式サイトは「完成当時は日本一の大きさを誇った」と説明していますが、現在の規模の順位については確認していません。その後、2度の修築と再塗装を経て現在に至るとされています。

拝殿と境内の建物:名古屋市観光情報によると、2019年に上皇陛下の御在位30年と天皇陛下の御即位を奉祝して灯篭群・三の鳥居・門扉が新造され、2020年には拝殿が竣工しました。

中村公園と豊公誕生之地碑:公式サイトによると、中村公園には大正天皇が皇太子時代にお手植えになった松の大木や、初代中村勘三郎の生誕を記念する像があります。「豊公誕生之地碑」について名古屋市は、明治16年(1883年)に木の標柱が建てられ、明治44年(1911年)に石の碑に建て直されたと案内しています。

授与品:公式サイトによると、錦守・開運厄除守・学業守・交通安全守・安産守といった一般的なお守りのほか、開運ひょうたん守、出世守、勝守、夢守など、秀吉公にちなんだ授与品があります。

参拝のポイント

境内は参拝自由で、拝観料はかかりません。社務所の受付時間は、公式サイトのトップページでは9:30〜16:30と案内されていますが、名古屋市観光情報サイトでは8:30〜16:30と掲載されているなど記載が分かれるため、時間に余裕を持ってお出かけください。ご祈祷(初宮参り・厄除・合格祈願・出世祈願・七五三など)は予約制で、公式サイトでは電話(052-411-0003)またはご来社での予約を案内しており、ご神前に入るため男性はスーツ・ネクタイ、女性もそれに準じた服装が求められています。

御朱印は、通常の御朱印(500円)のほか、令和8年1月1日から令和9年12月31日までの期間限定の「豊臣記念御朱印」(600円・書き置きのみ)、北政所御朱印(500円)、摂社・清正公社の御朱印(500円)、毎月18日の月次祭限定御朱印、太閤祭やお正月の限定御朱印などがあります(神社公式サイトによる)。豊臣記念御朱印と大河ドラマとの関係は、神社の公式案内からは確認できませんでした。授与方法(書き置きか直接のご記帳か)は公式サイト内で記載が分かれているため、参拝時にご確認ください。

神社専用の駐車場はないため、地下鉄東山線「中村公園」駅3番出口から徒歩約10分、または市バスでの参拝がおすすめです。大河ドラマ館のある豊臣ミュージアム、名古屋市秀吉清正記念館、常泉寺などが同じエリアにあり、あわせて歩いて巡ることができます。

年中行事・お祭り

  • 例祭(太閤祭)(5月18日直前の日曜日、2026年は5月16日・17日):神社の公式サイトでは、例祭の前日に献茶祭が行われると案内されています。例祭日には、子どもの健やかな成長と出世を願う「出世稚児行列」があり、事前申込で一般参加もできます(令和8年の受付は3月9日〜5月6日)。限定の御朱印も授与されます。
  • 月次祭(毎月18日):秀吉公の月命日にちなんで行われ、月次祭限定の御朱印があります。
  • 生誕祭(旧暦1月1日):秀吉公の生誕を祝う祭典です。
  • 元旦祭・初詣(1月):公式サイトによると、元旦明け方の3:00〜6:00は授与所の対応が停止されますが、参拝は24時間可能です(令和8年の案内)。お正月限定の御朱印も用意されます。
  • 大祓(6月30日・12月31日):夏越の大祓と晦日の大祓が行われます。

周辺のグルメ・観光

  • 豊臣ミュージアム(大河ドラマ館):中村公園内の複合施設で、「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」やミュージアムショップがあります(開館は2027年1月11日まで、名古屋市・愛知県の観光案内による)。
  • 名古屋市秀吉清正記念館:中村公園文化プラザの2階にあり、秀吉・清正の生きた時代や尾張の戦国武将を、絵画・工芸・文書や映像で紹介する資料館です(名古屋市の案内。開館時間は9:30〜17:00、休館日あり)。
  • 常泉寺:秀吉の生誕地として知られる日蓮宗の寺院で、清正が秀吉の屋敷跡に建てたと伝わります(愛知県観光サイトの案内。生誕地には諸説あります)。
  • 中村公園:神社の境内を中心に整備された名古屋市営の公園で、豊公誕生之地碑のほか、ひょうたん池や太閤池などがあります。

よくある質問

Q. 名古屋の豊国神社と、京都の豊国神社はどう違いますか?
A. 別の神社です。名古屋・中村公園内の豊国神社は、豊臣秀吉公の生誕地とされる中村に明治18年(1885年)、地元の有志らが創建した神社です。京都市東山区の豊国神社は、慶長4年(1599年)に秀吉公の遺命で創建され、のち明治13年(1880年)に現在地へ再興された神社で、当サイトでは別ページで紹介しています。
Q. 名古屋の豊国神社で御朱印はいただけますか?
A. いただけます。神社の公式サイトによると、通常の御朱印は500円、令和8年1月1日〜令和9年12月31日の期間限定の「豊臣記念御朱印」は600円(書き置きのみ)です。ほかに北政所御朱印(500円)、摂社・清正公社の御朱印(500円)、毎月18日の月次祭限定御朱印などがあります。授与方法(書き置きか直接のご記帳か)は公式サイト内で記載が異なる箇所があるため、参拝時にご確認ください。
Q. 駐車場はありますか?
A. 神社専用の駐車場はありません(名古屋市観光情報・愛知県観光サイトの案内)。地下鉄東山線「中村公園」駅3番出口から徒歩約10分、または市バスでのアクセスがおすすめです。中村公園文化プラザ共用の有料駐車場(26台)が名古屋市秀吉清正記念館の案内にありますが、料金や時間は変わることがあるため事前にご確認ください。
Q. 「豊臣兄弟!」の大河ドラマ館は近くにありますか?
A. 名古屋市の案内では、中村公園内の「豊臣ミュージアム」の中に「豊臣兄弟! 名古屋中村 大河ドラマ館」が設けられ、令和8年(2026年)1月24日から令和9年(2027年)1月11日までの開館とされています(9:00〜17:00、最終入館16:30、原則無休、大河ドラマ館の当日料金は高校生以上800円・小中学生400円)。開館期間や時間は変更されることがあるため、最新情報は公式の案内をご確認ください。
Q. 例祭はいつ行われますか?
A. 神社の公式サイトでは、例祭(太閤祭)は毎年5月18日直前の日曜日に行うとされ、前日に献茶祭、例祭日には事前申込制の「出世稚児行列」が行われると案内されています。令和8年(2026年)の太閤まつりは5月16日(土)・17日(日)でした。毎月18日(秀吉公の月命日)には月次祭も行われます。

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