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白羽神社

白羽神社

しらはじんじゃ・静岡県御前崎市

写真: Sato S / CC BY-SA 3.0

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由緒

白羽神社は、山幸彦として知られる天津日高日子穂々出見尊と、その妻・豊玉姫命、その妹・玉依姫命の三柱を祀る神社です。この一帯はかつて律令期に「白羽官牧」と呼ばれる馬の放牧地で、白羽神社は古くからその守護神として崇められてきました。延喜式神名帳に記載される榛原郡五座の一つ「服織田神社」に比定する説もあり、地域でもとりわけ古い歴史を持つ神社として知られています。

社伝によれば、白羽神社はもとは仁明天皇の承和元年(834年)、現在の駒形神社の社地に鎮座したのが始まりとされます。その3年後にあたる承和4年(837年)、神託によって現在の白羽の地へと遷座したと伝わり、旧社地である駒形神社は今も白羽神社の「元宮」として大切にされています。

中世以降は武家からの篤い崇敬を集め、源頼朝の時代には白羽郷一帯がそのまま神社の社領となったと伝わります。戦国時代に入ると今川氏からも朱印による寄進を受けましたが、元亀年間(1570〜1573年)、武田信玄の遠江侵攻の兵火により社殿や古文書の多くが焼失しました。もっとも御神体は事前に川根の白羽山へ避難して難を逃れ、戦乱終息後には武田氏自身の手によって社殿が再建され、元亀3年(1572年)10月14日に御神体が本殿へ還座しています。江戸時代には徳川幕府からも保護を受け、慶長8年(1603年)には朱印地105石を賜り、遠江国屈指の社格を誇る神社として歴代の崇敬を集めました。

見どころ

現在の本殿は入母屋造・柿葺で、向拝にあたる部分を主屋の中に取り込んだ吹放しの意匠を持つ珍しい構造で知られ、昭和44年(1969年)に御前崎市指定有形文化財に指定されています。蟇股や虹梁の彫刻にも見応えがあり、静かな社叢に包まれた境内でじっくりと眺めたい建物です。

境内には、馬の放牧地の守護神という由緒にちなんだ神馬像や、独特の紅い唇が印象的な狛犬が祀られており、白羽官牧以来の馬との深い縁を今に伝えています。海岸から約500メートルほど内陸に入った県道沿いに鎮座するため、潮の香りを感じながら静かに参拝できるのも魅力です。

参拝のポイント

境内はこぢんまりとしており、参拝自体は15〜20分ほどで済みますが、元宮にあたる駒形神社や御前埼灯台とあわせて巡る参拝者が多く、周辺散策を含めると1時間ほど見ておくと安心です。社務所は常に人がいるとは限らないため、御朱印を希望する場合は事前の電話連絡がおすすめです。神社前の参拝者用駐車場は無料で利用できます。

年中行事・お祭り

  • 秋祭り(10月中旬):白羽地区の屋台数台が神社に集まり、お囃子とともに練り歩く地域最大の祭礼。神楽の奉納や神輿渡御も行われ、多くの人で賑わいます。
  • 節分祭(2月上旬):一年の無病息災を祈願する神事です。
  • 初詣(1月1日〜3日):馬の守護神として、また海上安全・良縁の神として、地元の参拝者で賑わいます。
  • 例祭:御祭神への感謝と地域の安寧を祈願する神事が執り行われます。

周辺のグルメ・観光

  • 駒形神社:白羽神社の元宮とされる神社で、車で約5分の距離。90頭の馬が漂着したという伝説と、沖合の御前岩の由来を伝えています。
  • 御前埼灯台:遠州灘を望む岬に立つ「日本の灯台50選」の一つ。参観灯台として登ることができ、太平洋の大パノラマが広がります。
  • 磯亭:港直送の魚介料理と郷土料理が味わえる食事処。カツオのタタキが入った冷や汁「がわ」など、御前崎ならではの味を楽しめます。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 参拝は自由ですが、社務所は8:00〜17:00頃です。
Q. 御朱印は?
A. 8:00〜17:00頃ですが不在の場合もあるため、事前連絡が確実です。初穂料500円(駒形神社との見開き御朱印は1,400円)。
Q. 駐車場はありますか?
A. 神社前に無料駐車場があります(約20台)。
Q. 駒形神社との関係は?
A. 駒形神社は白羽神社の「元宮」で、837年にこの地へ遷座したと伝わります。車で約5分の距離です。
Q. アクセス方法は?
A. 新東名高速道路「相良牧之原IC」から車で約30分です。

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