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宇倍神社

宇倍神社

うべじんじゃ・鳥取県鳥取市

写真: Saigen Jiro / CC0 1.0

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由緒

宇倍神社は孝徳天皇の大化4年(648年)の創建と伝わる、因幡国の一宮です。『延喜式』では鳥取県内で唯一の名神大社に列せられた由緒ある古社で、御祭神の武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)は、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五代の天皇に仕えたと伝わる伝説的な忠臣です。360歳まで生きたとも伝えられ、社の裏山にはその終焉の地と伝わる亀金の岡があることから、古くより延命長寿の神として篤く崇敬されてきました。

社殿は天正9年(1581年)、羽柴秀吉による鳥取城攻めの兵火で焼失しましたが、江戸期に入り鳥取藩主・池田家の庇護のもとで再興され、現在の本殿は明治31年(1898年)に完成したものです。

宇倍神社を語るうえで欠かせないのが、日本の紙幣との深い関わりです。明治32年(1899年)4月1日発行の五円紙幣(甲五円券)に、武内宿禰命の肖像とともに全国の神社として初めて図柄に採用されたのを皮切りに、大正5年(1916年)発行の五円紙幣(丙五円券)、昭和18年(1943年)発行の一円紙幣(い一円券)にも、武内宿禰命や社殿の姿が繰り返し描かれました。この史実から「お金に縁のある神社」として全国に知られるようになり、長寿とあわせて金運・商売繁盛を願う参拝者が絶えません。

見どころ

境内は稲葉山の南西麓に鎮座し、明治期に再建された本殿・拝殿は、格式高い佇まいを今に伝えています。本殿裏手の亀金の岡には、武内宿禰命の終焉の地と伝わる巨石の記念碑(宇倍神社古跡の碑)が苔むした杉木立の中に建ち、悠久の歴史を感じさせる神域となっています。境内社の国府神社(こうじんじゃ)は、狛犬と灯籠に守られた素朴で美しい社殿で、こちらもあわせて参拝したいスポットです。

社の背後にそびえる稲葉山(標高約248メートル)は、百人一首の歌にも詠まれた山で、山中には歴代鳥取藩主・池田家の墓所(国指定史跡)も残ります。桜の名所としても知られ、春には参道周辺が花に彩られます。

参拝のポイント

境内は本殿までであれば30分ほどで参拝できるコンパクトな神社ですが、亀金の岡や境内社まで巡ると1時間程度を見ておくと余裕を持って参拝できます。社務所では9時から17時まで御朱印を受けることができ、初穂料は300円です。麒麟獅子のデザインをあしらったオリジナルの御朱印帳(初穂料2,000円、御朱印込み)も授与されており、記念に求める参拝者も多く見られます。金運祈願のお守りや、五円硬貨にちなんだ授与品も人気です。

年中行事・お祭り

  • 元日祭(1月1日):新年を迎え、一年の平安を祈願する神事が執り行われます。
  • とんど祭(1月14日):一年間の御加護に感謝し、古い御札やお守り、正月飾りをお焚き上げする火祭りです。
  • 例大祭(4月20日〜21日):宇倍神社最大のお祭りで、県指定無形民俗文化財「麒麟獅子舞」が奉納されるほか、御神幸行列が氏子地域を練り歩きます。
  • 七夕祭(7月1日〜7日):境内に笹飾りが設けられ、参拝者が願いを込めた短冊を結びます。
  • 秋祭(9月21日):五穀豊穣と実りの秋への感謝を捧げる神事です。

周辺のグルメ・観光

  • 因幡万葉歴史館:宇倍神社にほど近い、因幡国庁跡や『万葉集』ゆかりの歴史・文化を紹介する資料館。国府町エリアの成り立ちを学べます。
  • 稲葉山:宇倍神社が麓に鎮座する標高約248メートルの山。頂上からは鳥取平野や日本海を一望でき、桜の名所としても親しまれています。
  • 炭火焼ジュジュアン:鳥取市内で30年以上続く焼肉の老舗。地元因幡地方の「万葉牛」など厳選した鳥取和牛を炭火で味わえます。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 参拝は自由ですが、社務所は9:00〜17:00です。
Q. 御朱印は?
A. 9:00〜17:00、初穂料300円です。
Q. 駐車場はありますか?
A. 境内に無料駐車場があります(観光バスは事前連絡が望ましい)。
Q. 「お金に縁のある神社」と言われるのはなぜですか?
A. 明治時代の五円紙幣や一円紙幣に、御祭神・武内宿禰命や社殿の姿が繰り返し描かれたことに由来します。
Q. アクセス方法は?
A. JR「鳥取駅」から日ノ丸バスで約20分「宮ノ下」下車徒歩約3分です。

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