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祐徳稲荷神社

祐徳稲荷神社

ゆうとくいなりじんじゃ・佐賀県鹿島市

写真: Underbar dk / CC BY-SA 4.0

写真

由緒

祐徳稲荷神社は貞享4年(1687年)、肥前鹿島藩主・鍋島直朝の夫人であった花山院萬子媛(かさんのいんまんこひめ)が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請して創建したと伝えられる神社です。萬子媛は京都の名家・花山院家の出身で、鹿島に稲荷大神を祀ったのち、晩年は神社の奥の院にあたる岩窟で厳しい修行を続け、その徳の高さから「祐徳院」の号を朝廷より賜ったといわれています。

御祭神は倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ)を主祭神とし、大宮売大神・猿田彦大神をあわせてお祀りしています。京都の伏見稲荷大社、茨城の笠間稲荷神社とともに「日本三大稲荷」の一つに数えられ、九州では太宰府天満宮に次ぐ年間約300万人もの参拝者を集める、九州随一の稲荷信仰の聖地として知られています。

鍋島鹿島藩の歴代藩主から篤い庇護を受けて社殿が整えられ、現在の総漆塗極彩色の本殿・楼門は昭和期に再建されたものですが、日光東照宮の陽明門を模したと伝わる絢爛豪華な姿から「鎮西日光」とも称され、多くの参拝者を魅了し続けています。

見どころ

祐徳稲荷神社最大の見どころは、断崖の中腹にせり出すように建てられた御本殿です。高さ約18メートルの舞台造りは京都の清水寺の舞台よりも高く、総漆塗り極彩色の絢爛な社殿が山肌に鮮やかに映える光景は圧巻の一言です。御本殿からは鹿島市街や有明海まで見渡す眺望が広がり、境内の随所に鳥居が連なる稲荷らしい風景も見どころとなっています。

境内奥には萬子媛が晩年に修行したと伝わる「奥の院」があり、鳥居のトンネルをくぐりながら山道を登る参道は、体力に自信のある参拝者に人気です。あわせて隣接する日本庭園や、社宝・郷土資料を展示する祐徳博物館も見応えがあります。

参拝のポイント

境内は本殿までの参拝だけなら30〜60分ほどですが、奥の院まで含めたフルコースを歩く場合は1.5〜2時間ほどの時間を見ておくと安心です。奥の院への道は石段が続くため、歩きやすい靴での参拝をおすすめします。楼門をくぐって左奥の社務所で御朱印がいただけるほか、夜間は御本殿がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な姿を見せてくれます。

年中行事・お祭り

  • 初午祭(2月最初の午の日):稲荷神社にとって最も重要な祭りの一つで、五穀豊穣・商売繁盛を祈願する多くの参拝者で境内が賑わいます。
  • 春季大祭(4月8日):五穀豊穣を祈願して執り行われる大祭で、稲荷大神の御神徳を仰ぐ神事が営まれます。
  • お火たき(12月8日):秋から冬にかけての締めくくりとなる神事で、新嘗祭の夜に焚き上げが行われ、一年の無事を感謝します。
  • 元日祭(1月1日〜3日):三が日を中心に初詣の参拝者で大変な賑わいを見せ、九州でも屈指の初詣スポットとして知られています。

周辺のグルメ・観光

  • 祐徳門前商店街:神社の参道約400メートルに30軒以上の土産店や食事処が軒を連ね、食べ歩きグルメを楽しみながら参拝前後を過ごせます。
  • 新油屋:門前商店街にある老舗で、紙筒から押し出して糸で切って食べる名物「稲荷ようかん」を製造販売しています。
  • 祐徳博物館:神社に伝わる宝物や鹿島の郷土資料を展示する博物館で、隣接する日本庭園とあわせて参拝の余韻を楽しめます。

よくある質問

Q. 参拝時間は?
A. 境内参拝は自由です(御本殿は夜間ライトアップあり、日本庭園・博物館は有料)。
Q. 御朱印は?
A. 8:00〜16:00、初穂料500円です。
Q. 駐車場はありますか?
A. 外苑駐車場があります(普通車は一部有料、大型バスは無料)。
Q. 奥の院まで含めるとどのくらい時間がかかりますか?
A. 本殿までなら30〜60分ほど、奥の院まで含めたフルコースは1.5〜2時間ほど見ておくと安心です。
Q. アクセス方法は?
A. JR「肥前鹿島駅」からバスまたはタクシーで約10分、バス停「祐徳神社前」下車すぐです。

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