由緒
戦国時代のキリシタン大名支配下にあった長崎では、多くの神社仏閣が破却されるか、あるいは散り散りに衰微していました。江戸幕府によるキリスト教禁教政策のもと神仏の再興が進められるなかで、寛永2年(1625年)、初代宮司・青木賢清によって、市中に離散していた諏訪・森崎・住吉の三社が一つに統合され、長崎の産土神(うぶすなかみ)として祀られたのが現在の諏訪神社のはじまりです。寛永25年(1648年)には現在の上西山町の地に遷座し、以後「鎮西大社」とも称される長崎総鎮守として篤い崇敬を集めてきました。
御祭神は、諏訪神社に由来する建御名方神・八坂刀売神、森崎神社に由来する伊弉諾尊・伊弉冉尊、そして住吉神社に由来する表筒男命・中筒男命・底筒男命の計7柱で、一つの社殿に三社の神々をあわせ祀るという全国的にも珍しい成り立ちを今に伝えています。地元では古くから「おすわさん」の愛称で親しまれています。
見どころ
境内は長坂と呼ばれる長い石段の参道を登った先に広がり、大門をくぐると開ける眺望からは長崎市街や港を見渡すことができます。異国貿易の窓口として栄えた長崎らしく、境内や参道の随所に中国や西洋の文化との交流を感じさせる意匠が見られるのも特徴です。
なんといっても諏訪神社最大の見どころは、毎年10月7日から9日にかけて奉納される秋の例大祭「長崎くんち」です。龍踊(じゃおどり)をはじめ、唐人船や阿蘭陀万才など中国・オランダの異国情緒を色濃く反映した演し物が、氏子である長崎市内各町(踊町)から奉納され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。地元では「日本三大祭り」の一つに数えられることもあるほど絢爛豪華な祭りとして知られています。
参拝のポイント
長坂の石段はやや急なため、歩きやすい靴での参拝がおすすめです。境内の参拝自体は20〜30分ほどで一巡できますが、長崎くんちの期間中は踊場となる境内や参道が大変な混雑となるため、見物する場合は時間に余裕を持って訪れると安心です。御朱印は社務所で8:00〜17:00にいただけるほか、境内には縁結びで知られる玉園稲荷神社も鎮座しており、あわせての参拝もおすすめです。
年中行事・お祭り
- 長崎くんち(例大祭・10月7日〜9日):龍踊や曳山など各踊町自慢の演し物が奉納される、諏訪神社最大の祭礼。
- 節分祭・豆撒き行事(2月3日頃):年男・年女による豆まきが行われ、多くの参拝者で賑わいます。
- 歳旦祭(1月1日):新年最初の祭典として一年の安寧を祈願します。
- 七五三祭(11月中旬):子どもの健やかな成長を祈る、家族連れで賑わう恒例行事です。
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よくある質問
- Q. 諏訪神社(長崎)の参拝時間は?
- A. 境内参拝は自由(24時間参拝可)です。社務所・御朱印受付は8:00〜17:00です。
- Q. 御朱印は何時から?初穂料は?
- A. 社務所にて8:00〜17:00の受付、初穂料は500円です。
- Q. 駐車場はありますか?
- A. 境内に駐車場があります(普通車約100台・大型バス5台)。ただし正月や長崎くんち期間中は利用が制限されます。
- Q. 長崎くんちとは?
- A. 毎年10月7日〜9日に奉納される諏訪神社の秋の例大祭で、龍踊や唐人船など中国・オランダの異国情緒を反映した演し物が各踊町から奉納される、国の重要無形民俗文化財です。
- Q. アクセス方法は?
- A. 長崎電気軌道(路面電車)「諏訪神社」電停下車すぐです(JR長崎駅から路面電車で約8分)。



